株式会社宮商 代表取締役社長
宮下悠子

誠実に、つなぐ。宮商の使命。

この度、代表取締役社長に就任しました、宮下悠子と申します。 株式会社宮商は、高度経済成長を経て経済の転換期に入っていた昭和53年に、初代、宮下正尚の「素材産業で人をつなぐ」ことを基に創業致しました。その後、今日まで一貫してセメント原料の取り扱い商社として、お取引企業様からのご支援、ご愛顧を頂き発展してまいりました。
平成11年からは情報化社会に欠かせない素材である半導体事業も加わり、宮商を支える大きな柱の一つとして事業の拡大が続いています。

さて、私の座右の銘は「和顔愛語、先意承問」です。和やかな笑顔と思いやりのある言葉で人に接し、相手の気持ちを労り、先に気持ちを察して、相手のために何が出来るか自分自身に問いただす。「人としてのこの軸」が、経営者にも大切だと私は考えます。
「商い」も会社の利益のためだけでなく、従業員、お取引先、ひいては社会のために。
売り手よし、買い手よし、世間によしの「三方よし」の精神を大切にしています。

2020年からのコロナパンデミックにより、全ての業界が既存の体制から大きく転換せざるを得なくなりました。コロナ禍が悲惨な災害であった事に間違いはありませんが、特に働き方においては大きく前進することになったという一面もあります。
弊社でも固定概念を崩し、Web会議やリモートワークの体制の整備、ダブルワーク制度や時短・時差勤務の体制の整備、会社の衛生面での設備投資や、業務の衛生リスクへの対応策の策定など様々な施策を行いました。企業として「社会の変化」に対して柔軟に適応していける精神風土を、経営層・従業員問わず企業全体で養えた事が、コロナ禍を乗り越えてのなによりの成長だと感じています。
AIやIOTなどテクノロジーの急速な発展に伴い世の中は更に多様化しています。加速度的に変化していくこの時代だからこそ、企業は先見性と機動力を試すチャンスだと思います。
宮商は今年で45周年。100年続く企業を目指すために、従来のビジネスを更に進化させ、新規の次世代ビジネスを開拓する努力をしなければなりません。新しい価値を創造できる会社であり続ける為、今後も誠実さを軸にしなやかで発展的な成長を続けてまいります。

今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年3月1日

株式会社宮商 代表取締役社長

宮下 悠子